TOB狙い、優待銘柄
今回は、「TOB狙い、優待銘柄」について紹介します。
日本取引所グループは、
低PBR企業に対して、資本コスト・株価を意識した改善策の開示、
上場企業全体にはIR資料の英文化を求めています。
これらのおかげか、日経平均の寄与度の高い半導体関連や、外国人の買いが入りやすい超大型銘柄が好調です。
日経平均株価は一時3万7200円を超える高値まで買われました。
ですが盛り上がりには偏りがあります。
大型株に買いが集まる一方で、中小型株はまだまだ買いが限定的です。
つまり中小型株は、IR資料などで手間やコストが多くなるマイナス効果がある上に、株価上昇のプラス効果は限定的です。
これらの事から中小型株は、上場のメリットが少なくなっています
今回は優待銘柄の中から、TOBで株価上昇が期待できる銘柄を紹介します。
大阪製鉄(鉄鋼)
親株主・日本製鉄60.6%、自己株口7.9%
PBR0.58倍、自己資本比率68.4%
親株主の日本製鉄は企業買収に積極的。
ただし子会社は数多くあり、鉄鋼メーカーはどこも割安。
プレサンスコーポレーション(不動産)
親株主・オープンハウス63.2%、自己株口0.7%
PBR0.65倍、自己資本比率64.6%
親株主のオープンハウスは、役員に新株予約権を発行したからか、自社株買いを実行中。
オープンハウスはPBR1.36倍と高いので、私は自社株買いよりも低PBRの他社を買収した方がいいと思う。
コロナ(金属製品)
親株主・コロナ興産37.6%、その他12.7%
PBR0.37倍、自己資本比率71.7%
PBR0.37倍は、超が付く程の割安。
しかし利益が少なく、成長分野も無い。
養命酒製造(食品)
親株主・大正製薬20.0%、自己株口15.9%
PBR0.57倍、自己資本比率85.7%
親株主の大正製薬は創業家に買収された。
その時の提示額がPBR0.85倍、つまり解散価値以下でした。
同じように養命酒製造も解散価値以下での買収がくるかも。
終わりに
私の保有しているアオキスーパーはTOBされました。
非上場化の目的は、経営の柔軟化や意思決定の速さなどで、
非上場化のデメリットは、資金面・知名度ともに問題ないそうです。
私はこのTOBで60万円儲かりました。
これを成功体験として、2匹目のドジョウを探しました。