FIREの種類・出来る人
今回は、「FIREの種類・出来る人」について紹介します。
・FIREとは
Financial Independence Retire Earlyの略称で、経済的自立と早期退職を意味します。
退職と経済的自立を両立するためには不労所得が必要で、株・債券・不動産などから収入を得ます。
FIRE民は、自分の時間を大切にしていて、人生を自分自身でコントロールしたいと思っています。
そのため、FIRE達成後は何をしたいのかが問題となります。
・FIREの種類
FIREは資産額と労働の有無で言葉が変わります。
FIREの種類と資産階級は似ているので併せて紹介します。
必要な資産額は人によって違うので目安で見て下さい。
資産は、FIREは純資産、資産階級は純金融資産です。
・ファットFIRE(4億円以上、超富裕層)
・リーンFIRE(1億円以上、富裕層)
・サイドFIRE(5000万円以上、準富裕層)
(3000万円以上、アッパーマス層)
・低資産FIRE(3000万円未満、マス層)
個別に紹介します。
・ファットFIRE(4億円以上、超富裕層)
豊かな生活水準で経済的自立を達成できた状態です。
不労所得の金額が大きいので、お金を使うことを意識しないと資産が増え続けてしまうくらいです。
必要な資産額が4億円以上と高額なので、よほどの事が無い限りなれません。
・リーンFIRE(1億円以上、富裕層)
やや平均以下の生活水準で経済的自立を達成できた状態です。
贅沢な生活とはいきませんが、労働から収入を得る必要がありません。
ただし、使える金額に制限があるため、支出を減らす知識が必要です。
・サイドFIRE(5000万円以上、準富裕層)
(3000万円以上、アッパーマス層)
不労所得に加え、副業やサイドビジネスによって収入を得ながら生活をする状態です。
FIREの早期退職の部分が達成されていません。
ですが、不労所得があるため労働所得が少なくてすみます。
「労働時間が短くなる」
「自分の好きな事を仕事にできる」
など、仕事の負荷が軽くなります。
・低資産FIRE(3000万円未満、マス層)
生活水準を極限まで切り詰めて、月10万円前後の支出で生活をします。
不足分は労働で稼ぎますが、元々の生活費が少ないので稼ぎは少なくてすみます。
税金・社会保障を勉強し、自分に有利になるよう制度を活用します。
余裕の無い生活水準ですし、社会のセーフティーネットに頼った生活なのでオススメしません。
私個人の意見ではFIREとは呼べない分類です。
次に、FIRE出来る人の特徴について解説します。
FIRE出来る人
結論から答えますと、貯蓄率が高い人がFIREできる人です。
貯蓄率とは、収入から貯蓄に回せる割合です。
具体的な数値で説明すると、年収400万円で年40万円貯蓄に回したら貯蓄率は10%です。
ちなみに、投資リターン4%の各貯蓄率でのFIRE達成期間は、
貯蓄率10%で60年、
貯蓄率30%で30年、
貯蓄率50%で20年程度です。
貯蓄率を高めるためには、収入が多く、支出が少ない必要があります。
そのため、一般的には男性の方が女性よりも収入が多いため、性別では男性が有利です。
支出の面では、家庭を持っている人より独身の方が有利です。
ただし、共働きでお互いにFIREの意識がある家庭であれば、独身の男性よりむしろ有利かもしれません。