確定申告なしで外貨投資
今回は、「確定申告なしで外貨投資」について紹介します。
海外に投資をしていると、外国の分に税金がかかり、日本でも税金を取られる「二重課税」が発生します。
この二重課税を解決するためには確定申告をする必要があります。
本来、会社勤めのサラリーマンなら本業で確定申告をする必要がありません。
投資のためだけに新しく確定申告をすることは手間がかかります。
そこで、今回は「確定申告なしで外貨投資」について紹介します。
対策の内容
・日本の投資信託を買う。
・二重課税調整対象のETFを買う。
・海外に影響する日本株を買う。
・金・石油など実物資産を買う。
・配当を出さない海外個別株を買う。
・税金のかからない国の株を買う。
個別に紹介します。
・日本の投資信託を買う。
ファンド国籍が日本であれば、外国資産に投資をしているファンドでも自動で調整をしてくれます。
日本で販売している投資信託の多くはファンド国籍が日本で、特に日本の会社の名前が名称に入っていれば大丈夫だと思います。
・二重課税調整対象のETFを買う。
2020年に始まった制度です。
対象のETFは自動で国内の税金だけと似た結果になります。
全てのETFが二重課税調整の対象では無いので、対象か調べる必要があります。
・海外に影響する日本株を買う。
売上・利益・資産が海外に影響している日本株を買い、海外の資産を間接的に保有する方法があります。
ですが、日本株は円資産なので日本の影響を大きく受けます。
・金・石油など実物資産を買う。
円建てで金・石油などコモディティを買う方法もあります。
ただし、コモディティは利回りや資産規模からみて、資産の主戦力にはなりえないので資産の10%程度を目安に投資をして下さい。
投資信託の信託手数料は0.4%程度でやや高めです。
・配当を出さない海外個別株を買う。
外貨資産を保有していると海外で税金がかかります。
ですがその内容は、外国株の配当に海外の税金がかかり、売却益には税金がかからないという内容です。
そのため、
配当金を出さないと公言している、投資会社バークシャーハサウェイ、
配当で無く、自社株買いで投資家に還元するIT産業が投資に適しています。
・税金のかからない国の株を買う。
そもそも投資先の国で税金が無ければ二重課税になりません。
投資に税金がかからない国としてイギリスがあり、生活消費財メーカーのユニリーバ、石油メジャーのロイヤルダッチシェルが有名です。
これらの企業にアメリカのADRを通じて投資をします。
終わりに
・海外資産に投資をしたいのであれば、投資信託や二重課税調整の対象のETFを買うのがいいと思います。
その他の方法は、税制の穴をかいくぐる方法であったり、王道でない細かい方法なので慣れていない人にはオススメできません。
・私は、全世界株式を投資信託・ETFで資産の20%保有しています。
イギリスのユニリーバやロイヤルダッチシェルに対しての投資に興味があります。
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